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超お役立ち、ローカル局制作番組。 |
![]() どのくらい好きかっていうと、朝は放送の始まるカラーバーから見てるよ。あらあら、年寄りは朝が早いのねなんておもったあなた、はい、退場。そんなテレビジャンキーのトコは、東京から垂れ流される番組よりも、地元の情報満載のローカル番組をもっぱら応援している。だって今見た情報がすぐ使えるんだもん。 しかし、チャンネルをカチャカチャと回すと、もとい、ピッピとリモコンを押すと変わる画面、一瞬でも、ローカル制作番組だと判別できるのが不思議だ。それはもしかしたらスタジオの照明が暗いのではないか、とか、衣装のせいでは、とか、セットが地味なのか、とか考えたがどれも決定打ではない。 頭を抱えていた時、東京から友人が遊びに来た。 「ローカル番組ってキー局の番組と雰囲気が微妙に違うのはなぜだとおもう?」 答えは明快だった。 「出てる人が全国区じゃないからでしょ」おもわず大きくうなずいた。 そういえば数年前、自分の本でもローカルなスターについて考察したことを思い出し、引っ張り出してみた。引用すると「地方でのみ活躍している局地的有名人をドメスティックなスター、略して『ドメスター』と呼ぶ」とキッパリ書いているではないか。さらに、 「この言葉を知らなかった人、自分の無知を悲しまなくてもよい。たった今、私が初めて発表した言葉だ」と続く。 んー、あいかわらず王様な発言のトコだ。そんなこんなで、せっかく思い出したので『ドメスター』という言葉の布教に努めつつ、ローカル番組を厳しくチェキチェキしてゆくぜっ。 |
