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番組改編の時期はドキドキ
ハイテンションの裏には綱渡りの緊張感

春の改編期に向かって、ローカル番組といえども、豪華にハワイやグアムに海外ロケに繰り出している番組もあるみたいだね。ま、レギュラー陣へのご褒美旅行、みたいな感覚なのだろうか。視聴者的には、いいなー、浮かれてるなー、うらやましいなー、程度のリアクションしかないと思うのだが。

海外ロケは、行くか、行かないか、じゃなくて、行けるか、行けないか、という番組の予算から考察すると、「ハハーン、ナルヘソ」なんて面白いかも。明らかに、人気のある番組は予算も多いから、渡航先が違うよね。さらに、福岡ローカルといっても他県にネットされていたりすると、さらにリッチ感が増す。

そうそう、この春の改編情報は、いくつか知っているんだけど、まだ外部に発表しちゃいけないってクギさされてるから、書けないのが辛いね〜〜(軽く情報通を自慢)。

しかし、せまりくる改編期。実はタレントさんたちにとっては、かなりシビアな時期なんですぜ。
あるレギュラーを持っているタレントさんに聞いたら、「春と秋は、胃が痛くなるくらい緊張する」そうだ。改編期を無事乗り越えたら、「ああ、あと半年は大丈夫」なんて思うんだってさ。
出演しているタレントさんにしてみたら、いきなり「番組がなくなります」っていわれるんだからね。タレント残酷物語。リストラどころの騒ぎじゃないよ。少なくとも会社に勤めていたら、リストラされても失業保険が何ヶ月か出たりするけど、タレントさんの場合は、はい、それまでよ、だもんね。だから芸能人といわれる人たちのテンションは異常に高いのだね。

「タレントになりたいっ」と思っている、そこの若者よ、ちょっと思いとどまったほうがいいかもよ。タレント業とはそんな危険と背中合わせ。 そんな説教たれてる私も、実は文筆業という同じ浮き草家業だ。 会社だと、仕事の1回や2回失敗しても、「次は頑張ります」なんてあやまりゃあ、それで済むけど、自由業は、そうはいかない。

「先日の会議で、連載は次回で終わりということになりました」なんてメールが舞い込んだら、ジ・エンド。「ああ、もっと真面目に書いときゃよかった」と天を仰いでも遅いんだよん。それにしては、いつも与太コラム書いてるじゃん、なんて編集部に気付かれるような突っ込みはしないでチョンマゲ。

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