出版物トコの間

新聞のラ・テ欄追跡調査!
なんと、意外な事実を発見しちゃったよ!!

先日、新聞のテレビ欄の並び順で物議をかもした日本経済新聞だ。 人間の習性として横書きは左から右に見る。 そのため、テレビ欄は一番左の好位置に公共放送であるNHK総合・教育、それから、自社の系列テレビ局が続くのが定説だ、と書いた。ところが、日本経済新聞だけは、自社系列であるはずのTVQが右から二番目。 いわゆるブービー賞の位置に着けているのだ。こんな仕打ちをされるとは、系列なのに見捨てられているのか、TVQ、と心配したのだった。

すると、関係者からメールをいただいた。「日経新聞は東京でラ・テ欄を組んでいるので、東京と同じ並びなんです。東京は、全紙、左から小さいチャンネル順に並んでいるんです。TVQをないがしろにしたわけでは、ない。ローカルはもともと局数が少なかったから、見やすいところに関係局を並べたのでしょうね。真ん中辺にTVQがあったら、逆に、ぼくは見ていて居心地悪いですよ」とのこと。まじっすか?

真偽を確かめるためにさっそく東京に行って調査してきた。ありゃまぁ、本当だったよ。全紙同じ並び順になっている。かっこ内はチャンネル。

NHK総合(1)教育(3)、日本テレビ(4)、TBS(6)、フジテレビ(8)、テレビ朝日10)テレビ東京(12)となっている。新聞社の自社系列なんて関係なしだ。確かに、こうきっぱり並べられると合理的だね。

右に行くに従ってチャンネルが多くなるんだもん。 気になったので、大阪に飛んでみた。ドキドキしながら、新聞をめくると、はうぁっ!こちらも自社系列なんて、関係なく、民放は小さいチャンネル順に並んでいるではないか。わし、認識を改めたよ。自社系列を優先させている新聞ラ・テ欄の方が少数派だったのね。

そうかぁ。九州の場合は、同じテレビ局でも、福岡・北九州・久留米・行橋・大牟田・糸島・宗像・山田と各地区でチャンネル数が違うんだもんね。小さい順なんて並べられるわけないよね。

そんな事情が、新聞のテレビ欄には隠されていたんだね。福岡の常識は日本の常識ではない。ローカルはまだまだ謎が一杯だ。

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